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「事業仕分け」もプレゼン能力が必要 [時事ネタ]

民主党政権の予算削減の目玉である「事業仕分け」
なかなか興味深く、総じて面白かった

様々な立場からの、様々な意見や異論・反論もあると思うが・・・
全てを公開とし、メディアが大きく取り上げ、不透明な予算の使われ方や
天下り団体の関わり方の実態など、さらけ出したのは 大きな成果と思う
予想はしていたけど・・・天下り関係団体が絡んでる予算は多すぎ
しかも、無駄としか思えないようなモノがほとんど
庶民感覚というか、 国民感情としては納得できないよね

「たった一時間で、何がわかる」と言う人もいるようだが・・・
仕分け人たちは自然にかなり資料チェックしたり、視察やヒアリングも実施してるらしい
一時間で明確な議論にならないような準備の方法に問題があるのでは?
しかも担当している官僚たちにプレゼンテーション能力が無さ過ぎだ
ビジネスマンなら、もっと的確に要点を押さえ、プレゼンを行うだろう
ロジカルシンキングやエレベータートークができないようなビジネスマンは不要だし
一時間も与えられていて、しかも相手は事前に準備までしてくれてるのに
事業の必要性を説得できないとか、質問に答えられない方がアホなんだ
明確に論点が把握できてないからオタオタするんだし、言い淀む
役所の中でしか仕事できない人たちが官僚や役人なんだな・・・と
よーくわかった 使えない人たちって事だ

仕分け人たちの「役人は甘すぎ、やってらんないな~」という気持ちが
私たち国民の気持ちとシンクロしていて、蓮舫議員の鋭いセリフが心地よかった
彼女が若かりし頃のタレント時代や、深夜の女性三人での情報番組から思うと
こんなに舌鋒鋭い切れる人だったんだー と改めて感心したりして
賢いエリートとは思っていたけど、ここまでスゴイとは思ってなかった
しかも・・・ アラフォーなのに美しいっ 素敵だ カッコイイ

科学技術関係とか、スーパーコンピューターの予算とか、ニートへの支援とか、
色々と削減されたものも多々あり、文句ぶーたれてる人たちも多いが・・・
このご時世に本当に必要なのか?と、改めて考えてほしいと思う
聖域であってはいけないのだ
なんであれ、一度は公の場へ引きずり出して、国民の視線にさらして、スクリーニングする
それが 事業仕分け なんだろうと思う

専門家じゃないからとか、何も分からない癖に、などと言うのは傲慢である
国民の大多数は、専門家じゃなくて素人なんだ
素人が査定する側であれば、素人相手に分かるように、理解納得してもらえるように
予算ほしいなら貰えるように、プレゼンをすべきなんである
つまり、役人たちは努力が足りないのだ
国民に理解してもらう努力をしていないって事だ

毛利さんの科学未来館も行った事はある
ロボット好きなので、アイボやアシモが居る頃に見学に行ってグッズも買った
無くなって良いとは思わないし、子供たちに見せるべきと思ってる
ただ、くだらない天下り団体の関与は不要だ
館長の毛利さんがやりたいように企画運営させてあげれば良い
今回の仕分けは、その為の布石だったと聞いている

オリンピック関係も、選手たちの強化費用になる部分は良いが・・・
役員たちの豪遊費用や、飛行機のビジネスクラスに使われるのは無駄だ
スパコンもしかり・・・ 開発費用以外の無駄な諸経費が多すぎる
ノーベル賞受賞者たちの会見や申し入れも、的外れである
表面的な批判だけするのでは無く、中身をもっとチェックしてから抗議して欲しい
そんなだから、専門バカと言われるんだと思う

今の日本の景気や、税収予測を考えたら、絞れるところは絞るのが当然だ
家計だったら、とっくに破綻してる
家賃や食費にまわすお金も無いような、家族が空腹で過ごしてる貧乏な家庭で
子供の塾費用を出せと言ってるようなものだ
私立に入れたいと言うようなワガママである
無い袖は振れない 当たり前のことだ
スパコンや、オリンピックが、そんなに子供たちに未来の夢を与えてるか?
そんな憧れの対象になるメダリストは居ないじゃないか
科学者も、オリンピック選手も、我が身を振り返ってみるべきだ
発展途上国の国威形容とは訳が違うんだから
価値観は多様化してる 未来の夢も個性的になってる
錦の御旗みたいに 未来とか 夢とか 軽々しく口にすべきではない

うちの主人は、大手企業のIT系研究職で、国が予算を出して大学の研究室などと共同で
何年も様々な研究開発とかやっていた
国家的研究事業とかで何年も東大や慶応へ通勤してたりもした 
日本主導で世界を牽引するというような、かなり大きな目標を掲げていた
賞をもらったりしていたし、それなりな成果はあげて終了したようだが、
まだあまり一般家庭にまでは浸透していない
時代は付いてきてないのだ 経済効果もまだまだ そんなもんである

そんな主人の会社ですら、未曽有の不景気で研究予算をバッサリ削った
個人株主でもあるので、細かい情報公開資料が届くのだが・・・
ここ数年、将来に備えて研究開発費はかなり手厚くなっていたのが
人件費、研究費などなど、大きくバッサリだ
ボーナスなんか、ひどい有様で 数年前の1/3くらいになるだろう
全社員一律の給与カットまで甘んじて、企業努力を社員が支えてるのだ
株主配当もストップしたが、仕方ないというか、利益ないなら当然だ

主人も基礎研究の部署から、具体的な製品開発部門へ異動になった
研究費が削減されたという事は、研究部署の人件費もゴッソリ削られた訳で
人件費の高い人間は、とりあえず稼げる部署で汗流してこいって事だ
十数年ぶりのモノ作りは、チーム作業なので自分の責任で無い部分での遅延や
若いモノのフォローで金にならない残業が日々続いている
自分だけのペースで黙々と進める研究とは、やはり共同作業は違うようだ
久しぶりで新鮮な部分もあるようだが、肉体的にも精神的にも疲れが見える
民間企業は、骨身を削って・・・ この時期を乗り越えようとしているのだ

象牙の塔に閉じこもっているような科学者とか、スポーツだけの筋肉脳な人たちは
自分たちが天下り役人OBたちの私腹肥やしに利用されている 自覚をもって欲しい
その金は、どこから出ているのか?
あなたたちが使ってる金は、誰が出している金なのか?
それだけの成果や成績残してるのか?  ペイしてると思ってるのか?
自分たちで、稼いでるのか? どれだけ税金納めてるんだ?

我が家は控除される部分が全くないので、かなり納税率は高いぞ
子供手当の恩恵も受けないし、負担する側だ
言う権利はあるぞ


自民党の河野太郎議員の公式ブログ 11/27付「民主党の事業仕分け」
実は、昨年同様の事業仕分け作業をやっていたらしい
「正直、うらやましい。」というコメントが、グッときた
ノーベル賞受賞者や、スパコンについての見解にも、同感だ
なかなかデキる人なんだなと、再認識

事業仕分けは、闇から日の下へ引きずり出して、スクリーニングするという
大きな使命を果たした
通念通して、様々な場面でやってほしいと思う
後は、内閣での検討と判断となるのだが・・・ 無茶な復活劇はしないで欲しいと思うし
内閣での検討や、大臣折衝も、公開して欲しいものだ

各企業や、家庭でも、色々な面で事業仕分けは活用できるかもしれない
特に、会社ではやるべきだな


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