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現場監督の責務とは [仕事・学ぶ]

秋から年末まで 自宅のリフォームをしていた
キッカケは ゲリラ豪雨対策だった訳ですが・・・
新築から15年近くなり 木造モルタル外壁も 一度も塗り替えて無かったので
外壁・屋根の塗り替え 屋根の作り変え ベランダの取替え
電気コンセント、水道の新規設置などなど
外側をまとめて リフォームしていた

総額150万 我が家にとって ソコソコに大きな規模だった
地元のリフォーム専門の会社に頼んだのは
今後も 家の主治医になって貰いたいという希望だ

ペンキ屋さん 大工さん 電気屋さん 水道屋さん
様々なプロ職人さんたちに 直接依頼するのでは無く
それらの職人さんたちを 取りまとめ 営業窓口となり 
それぞれがスムーズに 仕事が進むように 調整監督して欲しいから
全てを対応してくれる筈の リフォーム会社に頼んだ

例え プロの職人さんたちが 自社の社員等で無くても・・・
それを お客さんに感じさせず 上手に動かして 仕事を完遂する
私にとって 現場を監督し 責任を持つというのは そーいう事だった
大手の会社なら 多分 当たり前の事だろう
ところが やはり 小さな地元のリフォーム会社では
そのあたりの意識に 大きなズレがあったようだ

工事中に 細かいトラブルが 度々あった
それぞれは 些細な事ばかりなのだ
平日日中は不在なので 工事最中の状況は 不明
だからこそ 現場監督的な立場の 担当者には 状況報告をして欲しい
進捗状況はどうなのか?
今日は どんな作業が どこまで終ったのか?
次は 何をするのか?
そーいう連絡報告が一切無い

ま、 簡単に言うと・・・
「ほう(報告) れん(連絡) そう(相談)」 が 無いのだ

帰宅したら 電気がつかない・・・ ブレーカーが落ちていた
お湯がでない・・・ 給湯器の電源が抜けていた
TVで衛星放送が映らない・・・ BSアンテナを外して 移動させていた
コチラから その度に担当のケータイへ連絡をするが 連絡がつかない
やっと連絡が付いても 詳細を一切把握していない
つまり、 現場に来ていないのだ
職人さんたちに 任せっきりで 現場チェックも 完了確認もしていない
職人さんから 終したという 電話連絡を受けてるだけのようだ

各業者さん 職人さんたちは 指示されている自分たちの仕事をするだけ
別に悪気は無いが それぞれの担当分しか 作業しない 
監督する人が居て 指示されれば 対応してくれるだろうが
管理監督する人が居ないのだから 指定された事が終れば 終了だ

例えば・・・
寒い朝 湯がでない 外のパイプが凍ったのは 何年ぶりか?と思うと
給湯器のパイプに巻いてあった断熱材が 剥がされていた
外壁塗り替えの際に邪魔だったので外して そのままって事だ
職人さんは 剥がしたことも 忘れていたのだろう

電話回線や CATVのケーブルが ベランダの位置が変わったので
外されたままで 中途半端に プラプラ していた
どーみても 美しくない 変な状態
更に ケーブル事態にも 負担がかかり 断線しそう
大工さんは 木造ベランダの解体をしただけ その時にケーブルを外した
アルミベランダの取り付けは サッシ業者さんが設置した
電気屋さんは 依頼されたBSパラボラの 取り付けをしただけ
外されたケーブル類は どの職人さんの担当でもなく 放置されていた

全てが そんな感じ
元々の現状確認 原状回復 最終チェックをして お客様に引き渡す
リフォーム会社の担当は そーいう部分が 全て欠落していた
現場監督の職務  各職人を取りまとめる責任者 という意識が無いのだ

全て細かくクレームして 一々全部 対応させた
コチラの労力は かなりなものだ いいかげんウンザリした

工事完了頃に 若い担当者に 幾ら説いても らちが明かない
私の言う 現場監督の責任の意味が 解からないようだ
言い訳ばかり 更には 職人のせいにする 子供の使いと同じだ
上の立場の人間(社長である親父)を連れて来いと 言った
親に言いつけられるのを嫌がる子供のように 拒否する
最終的には 親父では無く 専務の兄貴を連れてきた
小1時間 状況を説明し 説教した

幸いにして 兄貴は もう少し世間を知っているようだったが・・・
どこまで 通じたか わからない
未熟な若い担当を 育てたつもりだが 本人は理解できないだろう

次予定している 室内リフォームは どうしようか と躊躇っている
なんせ 次の工事の見積もりが 相変わらず 中途半端で未完成だ
一朝一夕に直るものでもないだろうし
一足飛びに成長するとも思わないけど・・・
コッチは クライアントだ
まともに お金払って 我慢して 教育してやる義理も無い
次は 別の会社に依頼したほうが 良いのかもしれない

私は 会社等にシステム導入する際も 1番肝心なのは コンサルティングだと思っている
欲しい仕組みを ソフトハウスに直接発注するのは 職人に直接依頼すると同じだ
コンサルタントに 業務分析や 最新情報を含めて 最適な提案を貰うこと
プロジェクトは、システム開発から導入・運用までトータルでプロデュースされ
現場ディレクションも キッチリ行われるべきだ
私は そーいうコンサルタントでありたいと 思ってきた

今回のリフォーム工事では
担当者は コンサルタントで プロデューサーで ディレクターである筈だった
私の 期待が大きすぎたのかもしれない
ただし それができないようでは この建築不況 生き残れないだろうな


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