両親の金婚式を迎えて・・・

実家の両親が、金婚式を迎えた。
つまり・・・　結婚50年って事だ。　スゴイ
うるう年の2/29だったそうなので、50年前はうるう年だったのだろう

ま、そんな訳で　来週末　両親が上京してくるので　祝い膳を囲む予定
弟もコッチにいるので、親族揃っての会食って事だ
通常なら、実家へ娘・息子が集うのが当然なのだろうが・・・
そこは、親不孝ってところだな

私が単身で帰省するつもりだったのが、娘一人に来て貰ってもうれしくないらしく
自分たちが足を運ぶし、金も出すから、うちのダンナも、弟の家族も、皆で・・・と
いうのが両親の希望だ
弟家族のスケジュールを最優先し、ダンナにも頭を下げて、付き合って貰う事にした

そーいうイベントを来週に抱えている我が家は、実は昨日が入籍記念日だった
海外で挙式したので、入籍証明書が必要だったから、先に入籍して・・・
一ヶ月後に結婚式を挙げた
お祝い事の記念日は多い方が良いという事で、両方お祝いする日だ
入籍記念日　と　結婚記念日として
カレコレ・・・　17年前のバブル直後である
皇太子さま・雅子様のご成婚の直前、同じ年であり　結婚ブームの年だ

乾杯した後で　念の為に　「何回目か?」と質問した
なんと・・・　ダンナは言葉に詰まった
昨年は　笑って教えたが　今年は　さすがに教えなかった・・・　覚えとけよ
必死で計算しようとしているが・・・　元の記憶が間違ってる
「30前だったと思うから・・・」　そもそも　ソコが違ってるわ(ぉぃ)
自分が幾つで結婚したのか　覚えてないって　どーいう事?
そーいうのって　間違えるか?

結婚記念日を　忙しさにかまけて　コロッと忘れるというのは　よくある話だ
そーいう事のないように　わざわざカレンダー等に記してる訳だ
ただ　根本的に　結婚した年を忘れるってのは・・・　ヤバクないか?
何年に結婚したか?　覚えていない訳で　50年の金婚式どころか
その前の　たくさんのお祝いすら　できないって事だ


しかも・・・　思い出させようとして　その前後の出来事を　ヒントに出していたら
重大な事実が発覚した
自分に都合の悪い出来事を　完全に記憶から消している・・・
本当に　覚えていないようだ
結婚一年目に　発覚したのは　ダンナが私に内緒でノートPCを購入し
会社経由でローンを組んで　給与天引きのにしていた事
結婚直前に　これからは自由に金が使えなくなると思って　買ったらしい

私に内緒だから　一度も自宅へは持ち帰らず　会社で使用していて
お小遣いが足りなくなった時に　既に売っはらっていた事
つまり・・・　私が一度も目にしていないノートPC(ダイナブックだったようだ)の
売り払った後に残ったローンを　毎月天引きされていたのだ
私は　天引きされているのは車のローンだと思っていたのだが・・・
ある時　引き落とされる金額が減ったので　?　と思ったら　吐いた訳だ

つまり　車1本だと思っていたローンは　車とノートPCの2本で
ノートPCの方が完済したので　引き落とし金額が減っていたのだね

怒っても仕方ないし、それを期に　家計は私が全て握る事にしたので
あまり　厳しくはしなかった　夫婦喧嘩もしなかった
夫婦が　お金の事でゴタゴタするのは　嫌いだし　悲しいからね
本人も　強く悔いて　反省しているように見えたし・・・
ただ　寛容にしすぎたのかもしれない
その一連の出来事を　全て　彼は記憶から消去しているようだ

自分にとって　完全に都合の悪い出来事
内緒で　勝手にノートPCを買った事　所有していた事すら　覚えていない
買ったとすれば　お金の出どころが問題になる訳で・・・
完全に　一連の事実を記憶の中から消去している
隠蔽では無く・・・　事実の削除だ

よっぽど　本人にとっては　隠したい　忘れてしまいたい
恥ずべき事だったのだろう・・・
気持ちはわからないではないが
脳の働きが　自分を守るために　記憶の削除をしたという事か
なんというか・・・　恐ろしい事だ

たいした事では無いから　忘れてしまっているとか
覚えてないというような事は　よくある話だが・・・
それとは逆なのだろう
だから　余計に重大だ



きっと　来週の金婚式の会食の席では　こんな話題になる筈
うちが何年目　弟夫婦が何年目　とかってね
どーする気なんだろう?
結婚指輪には刻印してある　はずして箪笥の肥やしにしてるようだが
アルバムにも　当然残っているが　きっと見もしないだろう

入籍記念も　結婚記念も　形ばかり　お祝いしたったて　何の意味もない
怒る気にもならない
情けない・・・　限りだ

一般論として語る気は無いし　男ってのは・・・とも思わないが
うちのダンナにとっては　結婚ってのは　その程度の事なんだろう
何度もしてる訳でもないのに　んったく・・・
ポイントだけは　はずさないで欲しかったんだが　最悪に外してくれたようだ